パーキンソン病の方へ
このような悩みはありませんか?
「パーキンソン病と診断されたけど、どうすればいいの?」
「歩くときに足を引きずってしまう」
「運動が大事とはわかったけど、どうするの?」
「少しずつ姿勢が悪くなっている気がする」
そのような不安を抱えている方も多いかもしれません。
しかし、どうか一人で悩まないでください。
アスパスはご自身の健康を諦めたくない方や、もっと徹底的に身体を動かしたい方のためのパーキンソン病に特化した専門トレーニングスタジオです。
あなたの不安を希望に変えられるように、私たちは全力でサポートします。
パーキンソン病とは?

パーキンソン病は、脳の「中脳」という部分にある黒質(こくしつ)の神経細胞が減少することで引き起こされる進行性の難病です。
私たちの脳は、身体を動かす際に『ドパミン』という神経伝達物質(脳の潤滑油のようなもの)を使って筋肉に指令を出しています。
パーキンソン病になると、このドパミンが減ってしまうため、脳からの指令が筋肉にうまく伝わらなくなり、身体が思い通りに動かせなくなってしまいます。
主な症状として、以下の4大症状が知られています。
・静止時振戦(せいしじしんせん): 何もしないでじっとしている時に手足が震える。
・筋強剛・筋固縮(きんきょうごう・きんこしゅく): 筋肉が硬くなり、関節のスムーズな曲げ伸ばしが難しくなる。
・無動・動作緩慢(むどう・どうさかんまん): 全体的に動きがゆっくりになり、素早い動作や細かい作業ができなくなる。
・姿勢反射障害(しせいはんしゃしょうがい): 体のバランスが崩れた時に立て直しにくくなり、転びやすくなる。前傾姿勢になりやすい。
これらは決して『年齢のせい』や『怠けているから』ではありません。
脳のブレーキが強くなってしまう病気の特性によるものです。
パーキンソン病の一般的な治療

パーキンソン病の治療の土台となるのは、『お薬』です。
減ってしまったドパミンを補う”レボドパ”などのお薬を正しく内服することで、症状をコントロールし、日常生活をスムーズに送れるようにします。
また、お薬によるコントロールが難しくなってきた場合の選択肢として、脳に細い電極を植え込んで電気刺激を送る『手術療法(脳深部刺激療法:DBSなど)』が行われることもあります。
さらに近年では、iPS細胞を活用した神経細胞の移植など、日本発の『再生医療』の研究や治験も急速に進んでおり、将来的な根本治療への期待が世界中で大きく高まっています。
しかし、ここで非常に重要な点があります。
お薬や手術であっても、『すでに落ちてしまった筋力』や『硬くなってしまった関節』、『崩れてしまった歩行のパターン(すくみ足など)』を自動的に元通りにしてくれるわけではありません。
薬や手術によって動きやすさの土台が整ったとき、あるいは最先端の治療を受けるためにも、ご自身の身体をしっかりと動かせる状態に保っておくことが何より大切です。
そのため現代の医学では、これら先進の医療と『運動療法・適切なリハビリ』を早い段階から組み合わせて行うことが、生活の質を長く維持し、治療効果を最大限に引き出すために絶対に欠かせない方法とされています。
パーキンソン病の方が運動をする効果

近年の脳科学やリハビリテーション医学の研究において、パーキンソン病に対する運動の効果は以下のように科学的に実証されています。
①早期からの適切なトレーニングが最も効果的
パーキンソン病と診断されたら、一刻も早く専門的な運動を始めることが未来の生活を大きく変えます。
海外の18ヶ月に及ぶ追跡研究では、発症初期から厳格な運動を継続した『早期開始グループ』は、半年から1年遅れて運動を始めたグループと比較して、運動機能が良好でした。
また、生活の質や手先の器用さ、さらには注意・記憶といった認知機能まで有意に高く保たれることが証明されました。
(Yang et al: Neurological Sciences, 2021)
②トレーニングがパーキンソン病の方の脳を活性化させる
運動は体に良いですが、大事な要素が『脳そのものを書き換える正しい負荷と期間』です。2025年の最新の臨床研究では、12週間の有酸素インターバルトレーニングを行うことで、脳の神経を再生・保護する栄養素(BDNF)の分泌が劇的に増加することが証明されました。
脳を詳しく調べる解析でも、運動を司る脳の領域が活性化し、動作の緩慢さ(無動症状)が直接的に改善することが明らかになっています。
つまり、なんとなく体を動かすのではなく、脳に変化を起こすトレーニングが、お身体を良くしていくうえで大事になります。
これにより、お薬に頼るだけでなく、手足のスムーズな動きや、自分の力で生活できる喜びを作っていけるメリットがあります。
(Lorek et al: Neurorehabil Neural Repair,2025)
③定期的な運動習慣が進行を抑制する
パーキンソン病の方の運動で重要なのは“運動習慣を、途切れることなく、日常に定着させること”です。京都大学などの研究グループによる5年以上の長期追跡調査において、高い身体活動や運動習慣を『維持』し続けた方は、そうでない方と比較して、歩行や姿勢の安定性、日常生活動作(ADL)の低下が劇的にスピードダウンすることが証明されました。
さらに、仕事や家事などの日常的な活動が、脳の情報処理速度(認知機能)の低下を緩やかにすることも分かっています。
つまり、一時的な運動やリハビリで満足するのではなく、正しい運動を『習慣』にすることこそが、進行を抑制するために大事になります。
定期的かつ適切な運動を生活の一部として継続することは、お薬の効果を最大限に引き出し、大好きな趣味や家族との時間をいつまでも長く、自立して楽しむための体と脳を作ることにつながるのです。
(Tsukita et al: Neurology, 2022)
アスパスのトレーニング
アスパスのトレーニングにおいて、私たちが何よりも大切にしているのは、すべての動きの土台となる身体の『芯(体幹)』と、お客様の心の中にある『芯(想いや目標)』という、2つの“芯”をしっかりと整えることです。
パーキンソン病による歩行のしづらさや姿勢の崩れは、身体の『芯』の機能が落ちてしまうことが大きな原因です。しかしそれ以上に、思うように身体が動かなくなることで「この先どうなってしまうのだろう」という深い不安に襲われ、心の中の『芯』まで曇ってしまうことが少なくありません。
身体の『軸』を整える物理的なアプローチだけでなく、お客様の心の『芯』を深く汲み取る丁寧な関わり。この両方が揃わなければ、本当の意味で前を向いて進むためのトレーニングやリハビリにはならないと私たちは考えています。
そのため当スタジオでは、最初の丁寧なヒアリングや日々の対話を何よりも重視しています。まずはじっくりとお話を伺い、ご本人が「本当はどんな生活を送りたいのか」「何に一番困っているのか」という心の中の『芯』を見抜くことから始めます。その上で、お一人おひとりの今現在の状態を細かく課題分析し、その日の体調にも合わせた最適な動作トレーニングをプロの目線で選択していきます。
身体へのアプローチとしては、まず硬くなった背骨や筋肉の緊張を丁寧にほぐし、自分では真っ直ぐのつもりでも傾いてしまうといった “脳と身体の感覚の違い” を修正していきます。そこから、お腹や腰回りをしなやかに動かす練習を重ね、起き上がりやスムーズな方向転換に必要なバランス力を身体に染み込ませていきます。
マニュアル通りの一画一的な運動ではなく、心と身体の両方の『芯』に深くアプローチする専門的な個別伴走だからこそ、確かな変化が生まれます。
このように心と身体、2つの『芯』を呼び覚ましてつなぎ合わせるトレーニングは、これからの生活を長く、自分らしく送っていくための心強い糧になります。
「これからも大切な人と一緒に、元気に笑顔で歩み続けたい」という心からの大切な想いに、私たちは専門知識と情熱を持って、どこまでも伴走しつづけます。
